「オタク」と「恋愛」、一見、難しく思えるこの二つの組み合わせ。しかし、実は彼ら彼女らの中には、趣味を通じて愛を育んでいる人々がたくさんいます。今回は、ゲーム好きな一人の女性がマッチングアプリ(With)を通じて出会った恋人(現在の夫)との結びつき、そしてその後の家庭生活を明かしてくれました。
はじめに
私の名前はまだ秘密にしときますが、女性で20代、主婦をやってます。特技?それはもちろん、ゲームです。息抜きはゲームの世界に没頭すること。それが私の日常でした。
そんな私がマッチングアプリに手を伸ばしたのも、ほかならぬゲームの影響でした。ソーシャルゲームで友達と楽しく遊んでいるうちに、同じ趣味を共有できるパートナーが欲しいと思うようになったんです。
プロフィール作成とマッチング
私がプロフィール作成にこだわったのは、自分のゲームへの情熱を伝えること。ゲームは一部の人にはネガティブな印象をもたらすかもしれませんが、私にとってそれは楽しみであり、ストレス発散の方法であり、大切な一部。だからこそ、同じようにゲームを愛する人と出会いたいと思い、自分の趣味を積極的にアピールしました。
ゲーム愛をプロフィールに書き込んだ結果、私と同じくゲーム好きな人から多くのメッセージをもらうことができました。メッセージのやり取りで重要だったのは、共通の趣味を踏まえつつ、それぞれのプレイスタイルや好きなゲームについて具体的に話すこと。その中で自然と二人だけのコミュニケーションが生まれ、次第に仲を深めていきました。
実際に出会うまでのやりとり
私たちはSINoALICEというゲームを通じて知り合いました。彼は廃課金者で、私たちは目当てのアイテムが出るまで一緒にガチャを回すなどして楽しみました。そんな日々の中で、一緒にリアルで遊びたいと思うようになり、初めてのデートは京都観光でした。
初デートまでの間、私たちは毎日discordで通話して過ごしました。だけど、それは2人きりの会話ではなく、常に10名前後の仲間がいました。それでも、2人でゲームを楽しむ時間は特別なもので、彼と一緒にいる時間が私にとって大切なものになりました。
彼とのやり取りの中で最も印象に残ったのは、彼がガチャで目当てのキャラクターが出ないときのメッセージ。「くそ~また出ないよ~」と文面には愚痴が並んでいましたが、それが逆に彼のゲームへの熱量を感じさせてくれました。
デートしてみて
初デートは京都観光。その日はあいにくの雨でしたが、二人で傘を差して歩く時間はとても楽しかった。普段はゲームの世界でしか会わない彼とのリアルな時間は、新鮮でドキドキするものでした。
私たちの会話の中心はやはりゲーム。しかし、それだけではなく、彼の日常生活や、私たちの未来について話すこともありました。彼は私のことを理解しようと努力してくれて、それがとても印象的でした。
デートの後どうなったか
デートの後、彼からのメッセージは「楽しかった、また会おう」というものでした。それは私たちが共有していたゲームの世界だけではなく、リアルでの時間も楽しんでくれていた証で、とても嬉しかったです。
今後の展望
私たちは1年半の交際を経て結婚し、現在は1児の親です。これからも2人で仕事や育児を頑張りつつ、もう1人子供が欲しいと思っています。また、私たちは結婚式においてもゲームを取り入れ、友人に推しキャラのイラストを書いてもらい、ブライダルフォトの時に一緒に小道具として使用しました。これからも私たちはゲームを通じて、2人の愛を深めていきたいと思っています。